なぜVPSを使うのか?
ここでは、そもそも VPS(仮想専用サーバー)を選ぶ理由について、まとめてみたいと思います。
VPSとは
VPS(Virtual Private Server)は、日本語に訳すと「仮想専用サーバー」となります。1台の物理サーバーを複数のユーザーで共有する点は共用サーバーと同じですが、VPSでは、仮想的に専用サーバーと同様の自由度・性能を利用できるよう設定されています。
VPS(仮想専用サーバー)以外にも、「レンタルサーバ」「専用サーバ」「クラウドサーバ」などがあります。
VPSと比べたときの個人的な感想は、
- 「専用サーバ」は高くて、個人利用目的では、ちょっと利用できない。
- 「レンタルサーバ」は、管理者権限がないので、WordPressが使いたい!といった明確な目的以外には使えない
- 「クラウドサーバ」は、AWSとかを使いこなせるとカッコよさそうだけど、利用料が従量課金なのが怖い
それに比べて VPS(仮想専用サーバー)は、
- 個人で利用できる金額(月額300円~1000円)
- 管理者権限を使える。個人的にはDocker環境を直ぐに立てられるのが〇
- またAmazon/Google/Microsfotなど、特定のベンダーにロックされないのもいいかなと
この3つがVPSを選択する理由になります。
VPSのメリット
個人的には、VPSを利用するならDocker環境は必須だと思っています。
理由としては、
- もしサーバスペックを増強したい場合も、再構築が比較的簡単
- 既にアプリケーション開発・運用はDocker環境前提になっている
- 多くのOSSが、Dockerコマンド1つでアプリを起動できる
ことが挙げられます。つまり簡単に環境を構築出来て、保守も楽になります。
Docker環境やSSL化など、最初に必要になる一連の手順は、以下の記事に書ているので是非参考にしてください。
VPS WebARENA (Indigo) 初めてでも分かる使い方
もし、個別に相談したいことがあれば問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
VPSのデメリット
もちろんデメリットもあります。
- 暗い画面(ターミナル)の操作が必要なことが多く、よくわからない
- 自分でサーバを保守しないといけない。
- セキュリティとかよくわかんないので、攻撃とか怖い
などです。
ただ、安心してください。
もしよくわからなくなったら、VPS上で「インスタンスを削除」さえすれば全て解決です。
なにも無かったことになりますし、だれからも怒られることはありません。
削除までが1日くらいであれば数十円くらいの金額がかかっただけになります。
失うものは、その数時間と数十円だけです。
各社VPS
まず、VPSは色々な会社から提供されています。
私はWebARENA (Indigo) をよく使います。
月額360円と嘘みたいに安いからです。
ただ、他にもConoHa VPSは、初心者にもやさしい「テンプレート」という機能で、1クリックでMineCraftマルチプレイサーバを立てられたりします。
ぜひ、見てみてください。
まとめ
私個人は、自分でWEBサーバやAPサーバ、DBサーバ環境を構築して、アプリケーションがどう動いているのか勉強したいと考え、VPSを契約しました。
ただ、そのような学習目的以外でも
中小規模の利用目的で「サーバー予算をかけたくない」場合はVPSは選択肢になります。
特に、規模が小さく、今後も大きなスケールアップは考えてない場合は、VPSで十分だと思います。
クラウドサーバでは、コストがより高くなってしまうので、最初からVPSなどを利用したほうが良いと思います。